父の恩

玉泉寺

2015年09月25日 10:18

私の父はずっと、山の仕事をしていました。
退職してからも山の仕事を続け、
どんな内容かは詳しく知りませんが、
北信を中心にいろんな山を歩いて
測量をしたりしているそうです。

小川村や信州新町の山にも入ることが多かったそうで、
私がお嫁に来る前にも来てからも、ちょくちょく
こちらの山にも仕事に来ることもありました。

私が玉泉寺に行く、となった時に、当たり前ですが
だーれもこの山奥のことを知らなかったわけですが、
父だけは「あぁ、あの辺か。」と、なんとなく知っていて、
驚きました。
「お父さんは、仕事であっちの方によく行くんだよー」と、
この時初めて知りました。

お嫁にきてからも、
お檀家さんやお客さん、ご近所さんも父のことを仕事の関係で
知っている人もいて、
「あぁ、娘さんですか!」とか
「お父さんにはお世話になったんですよ」と、
声をかけていただくこともあります。

その度に、大人になってもなお、
父の恩の中で生きているなぁと感じます。
父が、一生懸命やっていたことが巡り巡って、
私のところへまわってくる。
父が、一生懸命やっていただろうから、
皆さん、よくしてくださいます。
ああだった、こうだったと、ニコニコとお話をしてくださいます。
本当にありがたいことです。

みんなが驚く玉泉寺への道も、私は不思議と平気。
それは、山に慣れていた父の影響かも・・・と、思う日々なのです。
(山過ぎだけど!)


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