2020 初午護摩祈祷会を終えて

玉泉寺

2020年03月14日 20:35

3月8日、玉泉寺において初午護摩祈祷会が行われました。

コロナウィルスの影響で、今年度は大幅に縮小しての護摩供となりました。
皆さまにマスク着用などのご協力を頂いて、何事もなく無事に
執り行われたことに感謝いたします。


それでも、150~170名ほどにご参拝いただき、賑やかとなりました。
玉泉寺護摩の名物、お投じそばは残念ながら振る舞いができませんでしたが
梅おこわのおにぎりやお供えいただいたミカン、お饅頭などをお配りいたしました。
子ども達も、おにぎりの袋詰めを(ちょこっと)、お手伝いしてくれました。








住職の見立てによると、コロナの影響はまだ暫く続くとのこと。
今後ますますの影響がいたるところで起きそうです。


護摩の際にも、また、護摩から1週間が過ぎ、お札を受け取りに来られるお客さんとの話の中でも皆さんお話になるのが
これからは、食糧生産ができる場所、能力というのが注目されそうです。
こうして経済が縮小傾向にあるなか、それぞれの国が閉鎖状況にある中、
まずは食べるものがないと生きていけない。
そうした中では、畑や田んぼが必要になってくると思います。

畑や田を耕し、自分で食料を作り出せる力があること。
米、野菜だけでなく、肉や魚やみそやしょうゆ、豆腐など。
最低限、自分たちが食べるものは自分たちで生産できること。
これが重要になってくると思います。


日本は食料自給率が低い国。
グローバル社会の脆弱性が垣間見えたと副住職。

天空の城ラピュタでシータが言っていたセリフが思い出されます。
「どんなに文明が進んでも
人間は土から離れては生きられない」
といったセリフだったような…

「べと(土)があれば大丈夫だ。」
これは、はる子さんの言葉。

これからは、本当にそうかもしれない。
買えばいいじゃないかと言ったって、買い占められてしまえば
どうすることもできない。
でも、土があって、自分で作ることができれば何とかなる。

ここ、玉泉寺はかなりの山奥ですが
何とかなるんじゃないかと思える場所です。

しかしながら、今の状況が少しでも改善し
子どもも安心して学校に通えたり、
会いたい人に会いに行ける世の中になってほしいと切に願います。




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