己でさえ、己のものではない

玉泉寺

2020年12月16日 15:15

子育てについて、何か心がけていることはありますか?、と
聞かれたことがあります。

仏教には、 
己でさえ己のものではない、という言葉があります。
自分自身のことさえ、思い通りにいかないことが
ままあります。
うまくいかなかったり、病気になってしまったり。
自分のことでさえ、そうなのですから 
ましてや子どもに対しても、自分のものではない、
という気持ちがあります。

こうなってほしい、とか
こうであってほしい、という期待や希望もありますが
子どもは親と同じように考えるとは限らないし
好みも考えも違う。
全くの別の生き物なんだな、と思います。

そうは言っても、希望もありますから、
それに反したとき、
何でこうなってくれないの?
と、ガミガミしがちですが、
「己でさえ己のものではない。
いわんや子どもをや。」

この気持ちでいれば、
無理に自分の考えを押し付けることはなく
自分もイライラせずに、ストレスフリーで居られます。

これは、子どもに対してに限らず
夫や妻であったり、部下、上司、
友人、ご近所さん、などにも
同じことが言えるんじゃないかな、と思います。

己でさえ、己のものではない
人に言う前に、自分自身を見つめ直せ、と
お釈迦さんは言うのです。

そんなふうに思っていると
イライラが少し減るように思います!
皆さまも、お試しあれ★





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