千体地蔵さん
2014年04月22日
玉泉寺には「千体地蔵」というものがあります。
実際には300体くらいですが、壁に張り付いて、小さく見える一つひとつがお地蔵さんです。
その昔、病気などで子どもが亡くなったり、農村地方では子どもが多くできてしまうと堕ろしたりすることが少なくなかったようです。
そんな子どもたちの水子供養をするために、この小さなお地蔵さんがお寺に奉納されたと言われています。
お地蔵さんは、お寺に限らず、道端にまつられたりして、ほかの仏様よりも身近に感じ、一番親近感のある仏様かもしれませんね。
お地蔵さんは、大体、6体セットになっていつもおられます。なぜ6体か?
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道の世界に、お地蔵さんはそれぞれに姿を変えて私たちを救ってくださる菩薩さまなのです。
(だから6体一緒なんですね)
親よりも早く死ぬことが大変な罪であった当時、早く亡くなった子は地獄に落ちる、と考えられていたそうです。
地獄に落ちてしまっても、どこにいても、子どもたちがお地蔵さんの慈悲をうけられますように、との願いを込めて、お地蔵さんがおまつりされているのです。
なんだか、切ないですね。
Posted by 玉泉寺 at 23:32 | Comments(0)
| お寺
実際には300体くらいですが、壁に張り付いて、小さく見える一つひとつがお地蔵さんです。
その昔、病気などで子どもが亡くなったり、農村地方では子どもが多くできてしまうと堕ろしたりすることが少なくなかったようです。
そんな子どもたちの水子供養をするために、この小さなお地蔵さんがお寺に奉納されたと言われています。
お地蔵さんは、お寺に限らず、道端にまつられたりして、ほかの仏様よりも身近に感じ、一番親近感のある仏様かもしれませんね。
お地蔵さんは、大体、6体セットになっていつもおられます。なぜ6体か?
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道の世界に、お地蔵さんはそれぞれに姿を変えて私たちを救ってくださる菩薩さまなのです。
(だから6体一緒なんですね)
親よりも早く死ぬことが大変な罪であった当時、早く亡くなった子は地獄に落ちる、と考えられていたそうです。
地獄に落ちてしまっても、どこにいても、子どもたちがお地蔵さんの慈悲をうけられますように、との願いを込めて、お地蔵さんがおまつりされているのです。
なんだか、切ないですね。