お寺の鐘の音 その2

2014年10月01日

お寺の鐘、10月に入りまして
夕方は5時につくようになりました。
(お昼は11時半で変わらず。)

お昼は15回、夕方は9回鐘をつくのですが
なんで15回と9回なんだろう。。。ということで
住職に聞いてみました。

お昼は12時、ということから
12回+捨て鐘3回、ということで15回。

夕方は暮六つ、ということから
6回+捨て鐘3回、ということで9回、なんだそうです。

お昼は、12時につくのが普通だそうですが
このあたりは、30分早めの11時半について、
「お寺の鐘がなったから、帰るべぇ」と言って
帰ると、だいたい12時。
ということで、早めに鐘をならす習慣があるのだそうです。

捨て鐘というのは、
余裕を持たせる、という意味なのだそう。
剣道でいう、残心、と同じなのだと教えてくれました。
簡単に言えば、おまけのようなもの。

10月からは、冬時間で、5時に鐘をうちますが
9回うつのは、変わらないんですねぇ。


10月は、衣替えの季節でもあります。
衣替えというのも、お坊さんが始めたことなんです。
6月と10月の衣替え。
夏と冬の衣を入れ替えます。

でも、最近は6月を待たずに暑い日があったりしますから、
4月や5月でも夏物の衣を着ているお坊さんもいるそうで。。。
はたまた、10月になっても、夏物の衣を着ていたり。

気候の変化は、こうした昔ながらの習慣も変えてしまうのですね。
日本の美しく、風情ある伝統や風習がなくなってしまうようで
なんとなく、寂しい気持ちもします。





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Posted by 玉泉寺 at 21:24 | Comments(0) | お寺
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