じいちゃんのお葬式

2014年11月02日

10月31日に、お寺でお葬式、告別式が行われました。

89歳のおじいちゃんでした。
とっても、とっても、大好きな、おじいちゃんでした。

本当に、このおじいちゃんには
私がお嫁にくるずーっと前から、
お世話になっていて
玉泉寺には、なくてはならない存在のおじいちゃんでした。

いまでこそ、高齢になってお寺へは
頻繁に来れなくなってしまいましたが
私がお嫁に来たばかりの2,3年前くらいまでは
よく、お寺にお手伝いに来てくれていました。

それでも、当時86歳くらいだったんだ、と思うと
本当に元気な方だったんだなぁと思いおこされます。

玉泉寺最大の行事、3月の護摩法要の準備には、
毎回必ず来てくださって、色々と教えてくれました。

今年の3月は、おじいちゃんが体調を崩して
お手伝いに来られなかったので
副住職と護摩の準備をしながら
「じいちゃん、だいじょうぶかな。。」と、本当に心配したのでした。

つい、こないだまで元気で、新町のスーパーで会ったよ、なんて
話をしていたのに・・・。
いつも、ニコニコしてた、おじいちゃん。
そんなに頻繁に会っていたわけではないのに
なぜか、私は、おじいちゃんがとても好きでした。

亡くなったと聞いて、本当に本当に悲しいです。

告別式を行う予定の式場がいっぱいで、
急遽、玉泉寺で行うこととなったのですが
喪主である息子さんの挨拶で、
「おやじ、最後にお寺に来れてよかったな」、と
言っていたのが、とても印象的でした。

変な話ですが、ホント、おじいちゃん、お寺に来れて良かった。
お寺でお葬式できて、よかったね、と思います。
たぶん、じいちゃんも喜んでるんじゃないかな。

住職の挨拶で、
「本当に、縁の下の力持ち、影で、お寺を支えてくれた人だった。」
「この方をひと言で表すなら、恕(じょ)、である。
恕とは、ゆるす、ということ。
厳しいことも言うけれど、その中に、さいごには相手をゆるす心を必ず持っている人だった。」
と、ありました。
まさに、おじいちゃんは、そのような人でした。

人は必ず死ぬけれど、
大好きな、大切な人がいなくなるというのは
本当に悲しい。

これから、毎年、護摩の準備をするときには
じいちゃんを思い出すだろうな。

じいちゃん、
今まで、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
どうぞ、ゆっくりおやすみください。

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Posted by 玉泉寺 at 20:18 | Comments(0) | お寺
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