お墓参りのマナー?
2018年03月21日
お彼岸となり、先日テレビでお寺へお墓参りする際のマナーが放送されていました。
お墓に水をかけていいの?
お供え物を置いて行っていいの?
ふさわしくないお花はあるの?
私も知らないことが多く、そうなんだぁ、と見ていました。
お墓に水をかけていいのかどうか。
諸説あるようですがご先祖様のあたまに冷や水をかけるとは
何事か、といって嫌う方もいるようです。
また、お寺参りのマナーとして
失礼のない恰好で、
殺生を連想するような毛皮のコートやヒョウ柄などのものは
控える、革靴ではなく合皮で、というようなことも
話にでていました。
その放送を見ていて思ったのですが
番組の作りもあるのかもしれませんが、
一般の人が、お寺へお参りしたりお墓参りしたりするのに
細かいことも気になる、というか疑問をもったりするものなんだな、
ということです。
確かにお寺参りやお墓参り、
分からないことだらけで少し敷居が高く感じてしまいがちですが
特に、これ、と言った正解はないのではないでしょうか。
玉泉寺は山なので道がぬかるみやすく、長靴でお客様をお迎えすることもあります。
お墓が山中にあれば、住職も長靴で向かいますし
夜道、道が狭ければ軽トラでお通夜に行くこともあります。
何が言いたいかというと
最低限の基本のマナー、それはお寺やお墓参りに限らずのマナーを
ふまえていれば、あとはその場その場の状況でよいのではないでしょうか。
以前、納棺の際に亡くなったおじいさんが大のたばこ好きということで
口いっぱいにたばこを詰め込んでいたご家族がいました。
やめてください、という係の人もいるかもしれませんが
家族にとって、亡くなったおじいさんにできる
数少ないことのうちの一つなのだと思います。
絶対こうでなくてはならない、ということは
お寺にしてもお墓にしても意外と少なく、
それぞれのお家のやり方、お寺さんの考えによると思います。
お寺参りやお墓参りについて分からないことはそれぞれのお寺さんに
気軽に聞いてみればいいですし、
逆を言えば、一般の方がそれだけ疑問を持つ、ということは
お寺がいかにコミュニケーションをとっていないか、ということなんだと思いました。
疑問を気軽に菩提寺の住職に聞ける関係でありたいと思いました。
Posted by 玉泉寺 at 16:22 | Comments(2)
| お寺
この記事へのコメント
最近はなにかにつけて、はばと言うか、余裕と言うかみたいなものがなくなっているような気がしませんか?いちばん大事なのは先祖に対する気持ちであって、他はどうでもいいと言っては失礼かもしれませんが、大きな事ではないですよね。暑い日にお墓参りに行けば、暑いよねぇって言いながら墓石にお水をかけます。くすんでるような気がすれば、お風呂で体を洗うような思いで、水をかけながら墓石を手で洗います。そんなこと、いいとか悪いとか話題になる以前のことのような気がします。なんか、世知辛い世の中ですね
Posted by おかず at 2018年03月21日 17:23
おかず様
そうですね、本当に、まずは思う心が大切だな、と感じます。お墓参りに行かなくなっている今、お彼岸にお墓に足を向ける、ということ自体がなんだか有難く思ってしまいます。ただ、お寺として正しい知識を持たなければ、とマナーその2、のブログを書き、感じました。
今年のお彼岸中日は真冬のような雪!でしたね。すぐ溶けましたが雪が積もってびっくりしました。季節の変わり目です。お身体ご自愛ください!
Posted by 玉泉寺 at 2018年03月26日 23:49
お墓に水をかけていいの?
お供え物を置いて行っていいの?
ふさわしくないお花はあるの?
私も知らないことが多く、そうなんだぁ、と見ていました。
お墓に水をかけていいのかどうか。
諸説あるようですがご先祖様のあたまに冷や水をかけるとは
何事か、といって嫌う方もいるようです。
また、お寺参りのマナーとして
失礼のない恰好で、
殺生を連想するような毛皮のコートやヒョウ柄などのものは
控える、革靴ではなく合皮で、というようなことも
話にでていました。
その放送を見ていて思ったのですが
番組の作りもあるのかもしれませんが、
一般の人が、お寺へお参りしたりお墓参りしたりするのに
細かいことも気になる、というか疑問をもったりするものなんだな、
ということです。
確かにお寺参りやお墓参り、
分からないことだらけで少し敷居が高く感じてしまいがちですが
特に、これ、と言った正解はないのではないでしょうか。
玉泉寺は山なので道がぬかるみやすく、長靴でお客様をお迎えすることもあります。
お墓が山中にあれば、住職も長靴で向かいますし
夜道、道が狭ければ軽トラでお通夜に行くこともあります。
何が言いたいかというと
最低限の基本のマナー、それはお寺やお墓参りに限らずのマナーを
ふまえていれば、あとはその場その場の状況でよいのではないでしょうか。
以前、納棺の際に亡くなったおじいさんが大のたばこ好きということで
口いっぱいにたばこを詰め込んでいたご家族がいました。
やめてください、という係の人もいるかもしれませんが
家族にとって、亡くなったおじいさんにできる
数少ないことのうちの一つなのだと思います。
絶対こうでなくてはならない、ということは
お寺にしてもお墓にしても意外と少なく、
それぞれのお家のやり方、お寺さんの考えによると思います。
お寺参りやお墓参りについて分からないことはそれぞれのお寺さんに
気軽に聞いてみればいいですし、
逆を言えば、一般の方がそれだけ疑問を持つ、ということは
お寺がいかにコミュニケーションをとっていないか、ということなんだと思いました。
疑問を気軽に菩提寺の住職に聞ける関係でありたいと思いました。
そうですね、本当に、まずは思う心が大切だな、と感じます。お墓参りに行かなくなっている今、お彼岸にお墓に足を向ける、ということ自体がなんだか有難く思ってしまいます。ただ、お寺として正しい知識を持たなければ、とマナーその2、のブログを書き、感じました。
今年のお彼岸中日は真冬のような雪!でしたね。すぐ溶けましたが雪が積もってびっくりしました。季節の変わり目です。お身体ご自愛ください!