人口減少、少子化社会に思うこと その2

2024年02月20日

さて、いろんな意見があるでしょうが私的に思うことを書いてきました。

少子化について。

少しお寺目線から思うことを書いてみようと思います。

お寺では当たり前だけど亡くなった方のお葬式をします。
おやき作りの名人のおばあちゃんがいて、私はそのおばあちゃんのおやきも大好きだったし
ご夫婦の人柄も大好きで
お寺のご近所だったので、遊びに行きがてらおやき作りを教わったりしていました。

そのおばあちゃんが亡くなったときに言われたことは
「あなたが、おやき作りを受け継いでくれたことが嬉しい」と言われました。

私がしたことは、受け継ぐ、なんて大それたことではなかったけど
それでも、おばあちゃんのおやきの作り方や味は教わりました。

SDGs。
持続可能な社会を、と言われます。
資源は有限であり、今までのような消費社会では地球は滅んでしまう、という提言。

その時に思ったのが、おばあちゃんのおやき。

自分は死んでいなくなってしまうけど
だれかがの自分の作るおやきを作り続ける、という安心感。
つまり、続くことは安心につながる、ということ。

とても曖昧で漠然としているけど
「続くことは安心につながる」んだと思います。

これは、お寺に居て感じ、思うことです。

もし、自分が死ぬときに
子供がいて、自分のスピリッツを残し、続いていると思うことって
すごく原始的かもしれないけど
自分の「安心」につながることではないかと、思うのです。

そしてそれは
自然界の一部、人間も生物である以上、「持続可能」を考えてみると
続いていくことが安心につながるのだとしたら。

5人にひとりが子供を生みたくない、というのは切ない。子供を産めよ増やせよ、と今は多様性の観点からもタブーですが、児童手当や育休、共働きのしやすさ、などの経済や制度の面だけでなく、SDGs持続可能な社会、として少子化を捉え、考えてみたら…
子供を産み、育て、つなげていくというのは、実は、心の穏やかさをもたらすのではないかと思うのです。












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Posted by 玉泉寺 at 13:13 | Comments(0) | 暮らし | 子育て
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