新しい生活様式?

2020年06月05日

6月に入り、ようやく休校も終わり。
短時間ながらも、給食を学校で食べて、帰ってくるようになりました。

保育園も自粛終了。

街の流れも少しづつ緩やかに。

様子を見ながらですが、
それぞれの活動をできるようになったことに
ホッとしています。

それでも、子どもが子どもらしく友達とじゃれあって遊べないのは
悲しい。
長男は、いろんな人が触るからドッジボールはできないんだ、とつまらなそう。
ちなみにサッカーはいいそうです。蹴るから。

このコロナの中、多くの著名人が亡くなりました。
志村けんさん、岡江久美子さん、
そして、コロナの影響なのか分かりませんが
C.W.ニコルさん。

ニコルさんはイギリス出身で信濃町に長く暮らし、
荒れた里山を「アファンの森」と名付け
里山再生、森林整備の活動をつづけた人です。

ニコルさんによると、森は天然がいいと。なるべく人が手を付けず、手をかけずに
あるがままにしておいた方がよいのだと、生前どこかのテレビで話していました。
また、全てはバランスなのだ、ということも。
森の中では特に、バランスが大切だということを話されていたことを
思い出します。


そういえば、これもどこかのテレビ番組。
コロナ特集の中で、大の虫好きの養老孟司さんが話されていました。
森や虫には、分からないものが沢山ある。
一足、森へ入れば訳の分からないモノだらけ。

確かに、玉泉寺のような山の中にいても思います。
見たこともないような変な虫。変な植物。
そういうヘンなものに限って、なぜか生命力が強かったりする。


養老さんは言います。
そんなものにいちいち理由をつけていたら、やっていけないんです。
整えられた場に慣れすぎるのではなく、
そうした訳の分からないモノと共存する術が必要ではないかと。

withコロナ、と言われていますが
新しい生活様式も、人と離れて接しないようにする、や
食べる時に話さない、など。
大人はいいかもしれないけど、子どもには切なすぎる。
心配する大人を横目に、
コロナだから仕方ないんだ、とじっとしている子どもにもまた不安。
そんなんで、まっとうな人間ができるのかしら??

しかし一方で、実際にコロナにかかった人は
生死をさまよう恐ろしい病だと言います。
そうした人からは、共存するだの、バランスだと言っていないで
NO!3密、というところでしょう。


訳の分からないモノと共存する術。
全てはバランス。
どちらとも、自然のなかから感じ生まれた考え。
全てのものが共に生きるという仏教にも通じる考えです。

今一度、考えさせられる生活様式。。。














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Posted by 玉泉寺 at 17:07 | Comments(0) | 暮らし
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