東山魁夷の世界

2022年01月18日

先日、母と長野県立美術館へ行ってきました。

見たかった、東山魁夷の唐招提寺御影堂障壁画展。


素晴らしかったです。良かったです。

…母とも、絵ゴコロの無い2人だから
感想が「良かったねぇ〜〜〜」、しか出てこないね、と笑ってきました。

本当に、障壁画を目の前にすると
素晴らしく圧倒され、心鎮まる感じがするのですが
何分自分に絵ゴコロがないので、それをどう表現し、
何が実際、どう良かったのかを伝える技を持ち合わせていないのです。

でも!
良かった!

今月の16日で壁画展は終了してしまいましたが、
東山ブルーが印象的でした…(こんな感想しか出ない涙)
そして、あとはやはり鑑真和上に対するリスペクト!オマージュ!

それは強く感じました。
壁画を制作することによっての緻密綿密な取材の数々。
絵を書くより、構想から取材時間の方が長いのではないかと。 
創造したモノ、よりもその創造する過程を見た、というか
それにまつわる感情や諸々…、というところを感じられたのが良かったかな!と
思います。

以前、テレビで見たのは
画家によって描かれた絵を襖に張る、というのが正しいか分かりませんが、
京都の専門の職人さんたちを映しているテレビ番組がありました。
東山魁夷が描いた絵が、そういった職人さんの手によって襖になったんだな、と
思いながらも見てきました。

************************************

我が家の窓から見える景色。

険しい斜面に針葉樹がかたまっている。
所々に落葉樹が、山肌が見える。

夏は碧々とし、冬は黒と白の水墨画を思わせる。
早朝の朝もやが立ち込めるのも良いし、
冬の夕暮れ、しん、と静まった空気感とともに眺めるのも良いし。

この景色を窓越しに見るたびに
東山魁夷の絵画を思うのです。

家に居ながらにして、東山魁夷の世界に浸れるのは贅沢〜、と
コーヒーを飲みながら。

子どもたちが、ただいまー!!とワチャワチャ帰ってくる前の
ひと時を、今日も母はひとり楽しむのです。

東山魁夷の世界

東山魁夷の世界











同じカテゴリー(暮らし)の記事画像
春休み、京都旅行へ③~東福寺、宿周辺~
春休み、京都旅行へ②~聖護院、黒谷山、平安神宮、京博~
春休み、京都旅行へ①~黄檗山宝蔵院〜
玉泉寺しんぶん 
万福寺の節分会
信州新町恐竜化計画 閉幕!
同じカテゴリー(暮らし)の記事
 部活動の地域スポーツクラブ移行について思うこと (2024-05-08 12:32)
 春休み、京都旅行へ③~東福寺、宿周辺~ (2024-04-07 00:29)
 春休み、京都旅行へ②~聖護院、黒谷山、平安神宮、京博~ (2024-04-06 23:31)
 春休み、京都旅行へ①~黄檗山宝蔵院〜 (2024-04-04 23:11)
 玉泉寺しんぶん  (2024-02-29 09:33)
 人口減少、少子化社会に思うこと その2 (2024-02-20 13:13)

Posted by 玉泉寺 at 19:11 | Comments(0) | 暮らし
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。