2017年07月01日

戌の日の安産祈願

私事ですがこの度、第3子に恵まれまして
もうすぐ6か月になります。

先日、戌の日の安産祈願を玉泉寺本堂にて済ませました。

なかなか第2子に恵まれず、悩んだ時もあったけど
3人目は思いがけず、年子となり
こればかりは分からないなぁと改めて思いました。

3人目です、と言うと年配の方は
「いいじゃない。子どもはたくさんいた方がいいよ~」、と
言いますし
比較的若め、子育て世代の方などは大体
「えっ!?」、とまずひと驚きしてから
「おめでとう」、となりますが
「3人か~、頑張るねー」、と言われます。

私はありがたいことに、体が丈夫なのが取り柄で
つわりというものを、3人ともほぼ経験せず。
つわりがひどい人は、出産の痛さよりもつわりの辛さのために
もう勘弁、となると聞きます。
それがないだけ、ありがたいなぁと自分の丈夫さに感心しますが
やはり、今の世の中、3人だと多子世帯と言われるんだなと実感します。

玉泉寺のような環境で暮らしていると
何人でも育てられる気がしてしまいますが
それは、お寺と田舎いう場所柄、
母親だけでなく、日中、父親(や祖父母)も家にいて子どもの面倒をお互いが見れるし
家族だけでなく、お寺に来られたお客さんや近所の人が子どもをあやしてくれる
という点が多いに関係していると思います。
付随してお寺は広くて庭もあるということも住環境でいえば、育てやすい。
子どもが泣こうがわめこうが、迷惑にならない。
最近は企業が在宅ワークの仕組みを取り入れる動きが活発ですが
日中、誰かが家にいられるというのは大きいです。

玉泉寺は山奥すぎるので近所に遊び相手がいない、
学校から遠いという難点もありますが
先に挙げた、母親だけの子育てではないこと、近所や地域、第3の目があること、
というのは、育てる側にとっても、育てられる側にとっても、とても良いことだと思います。
今の一般的な子育ては、その2点がなかなか難しいので
窮屈になってしまう。

それと経済的問題と身体的、体力的問題。
そもそも先にも書いたように、
つわりがひどかったりするともう無理、となりますし
高齢出産や授からない場合もある。

子ども一人育てるのに、約1000万円、と言われています。
そんな金額、育てる環境がどんなに整っていてもお金がないと、無理!と思ってしまいそうですが
お金よりも環境、と私は思います。
どのように育てるかにもよりますが
世帯収入の多いであろう都会より、収入の少ないであろう地方の方が
実際に一世帯当たりの子どもの数は多い。
私の住む地域も、都会に比べたら収入は少ない(少なくない世帯もあると思いますが!!!)のに
平均3人。4人、5人兄弟のお宅も。

収入はさして多くないけど、ここなら、なんとなく育てられそう!、という
漠然とした自信というものが子育てには必要なんじゃないでしょうか。
都会では、想像ですが、
収入はあるけど、ここだと何となく育てられなそう・・・
(保育園入れられるの?会社続けられるの?まわりはみんな、高そうな習い事してるし)という
漠然とした不安があるのでは。
そうした不安を拭わないと、
子育てはできないし、してたとしても余裕を持って楽しんで、なんて
難しいと思います。

ともあれ、母親だけの子育てにならずに、地域の人、周りの人もみんなで
子どもを見られる環境がとても大切だな、と切に思う今日この頃です。

私も含め、みんなが楽しんで心にゆとりと余裕をもって
子育てができるといいなと思います。









 


Posted by 玉泉寺 at 22:15 | Comments(5) | お寺 | 暮らし | 子育て