2014年12月07日
漬物三昧★
さー、やってまいりました、漬物の季節!!!
玉泉寺では、ありがたいことに
ご近所さんや檀家さんから、野菜を頂きます。
たくあんに、野沢菜に、白菜に・・・、と
漬物パラダイスです!!
師匠のはるこさんからの手ほどきのかいがあり、
今年はなんとか、一人でたくあんと、野沢菜を漬けてみました。
去年は、確か、たくあんが上手くできて、
野沢菜は酸っぱくなっちゃったのよねー、なんて、
一人で反省したりして。
あとは、大根の酢漬けと醤油漬けと、白菜漬け・・。
大きなかぶもあったので、それは即席漬けに。
野菜は放っておいても悪くなっちゃうし、食べきれないし、
漬物にして、正月すぎ、2月くらいまで時間をかけていただきます。
お寺という場所柄、お客さんが来られるので
皆さんにお出しする楽しみもあるし。
(上手くできなかったら、ゴメンなさい汗)
お寺の大きな台所で、一人腕まくりをして
大量の野菜と格闘します。
あー、今年のたくあんは、どうかなぁ。
美味しく漬かるといいんだけど。
今年の瓜の粕漬けは、自分で言うのもなんだけど、
とっても美味しくできたんです。。。
大事に大事に食べてるから、そろそろ食べきっちゃったほうがいいなぁとか、大根や白菜切りながらブツブツ独り言。
ストーブにお湯をかけて沸かしながら、暖かくした台所で
お茶を飲みつつ、野菜切りつつ、一人考えを巡らすのも楽しいのです。
うーん、信州の冬ですなぁ。
玉泉寺では、ありがたいことに
ご近所さんや檀家さんから、野菜を頂きます。
たくあんに、野沢菜に、白菜に・・・、と
漬物パラダイスです!!
師匠のはるこさんからの手ほどきのかいがあり、
今年はなんとか、一人でたくあんと、野沢菜を漬けてみました。
去年は、確か、たくあんが上手くできて、
野沢菜は酸っぱくなっちゃったのよねー、なんて、
一人で反省したりして。
あとは、大根の酢漬けと醤油漬けと、白菜漬け・・。
大きなかぶもあったので、それは即席漬けに。
野菜は放っておいても悪くなっちゃうし、食べきれないし、
漬物にして、正月すぎ、2月くらいまで時間をかけていただきます。
お寺という場所柄、お客さんが来られるので
皆さんにお出しする楽しみもあるし。
(上手くできなかったら、ゴメンなさい汗)
お寺の大きな台所で、一人腕まくりをして
大量の野菜と格闘します。
あー、今年のたくあんは、どうかなぁ。
美味しく漬かるといいんだけど。
今年の瓜の粕漬けは、自分で言うのもなんだけど、
とっても美味しくできたんです。。。
大事に大事に食べてるから、そろそろ食べきっちゃったほうがいいなぁとか、大根や白菜切りながらブツブツ独り言。
ストーブにお湯をかけて沸かしながら、暖かくした台所で
お茶を飲みつつ、野菜切りつつ、一人考えを巡らすのも楽しいのです。
うーん、信州の冬ですなぁ。
2014年12月06日
地震のその後・・・
22日におきた、震度6の地震。
石塔が倒れたり、壁が崩れたりと玉泉寺も被害がありましたが
不思議なことがひとつ。
仏さまと名のつくものは、ひとつも倒れていなかったのです!
別に、固定してあるとか、そういうわけではないのに・・
石塔が倒れるほどの結構な揺れだったのに・・・
本堂の後ろにあるたくさんのお位牌もドミノのように倒れたのですが
一番はじの、阿弥陀さまが倒れずに、支えてくださっておりました。
仏さまのパワーか、お守りか・・・、そう思わずにはいられない出来事でした。
そんな中、初めてお寺に来てくださったHさんですが
地震後の片付けのお手伝いに駆けつけてくださいました。
旭観音さまが置かれている旭観音堂も、地震の揺れで
いろんなものが倒れ、散乱していましたが
片付け、手を合わせていかれました。

お寺の庭を掃くだけでも、施しとなるのだと、
どこかできいたことがありますが、まさに、そのような後ろ姿。
寒い中、本当にありがとうございました。
ぜひまた、お気軽にお越しください。
温かいお言葉やお見舞いなど頂いたりしております。
皆様のお気持ちに、心より感謝申し上げます。
玉泉寺も仏さまに守られて、なんとかやっております。
今朝は雪が降りました。
寒い冬がいよいよ本格的にやってきます。
被害に遭われた方、避難生活をされている方は本当に不安だろうと心が痛みます。
一日も早い復旧復興を、心よりご祈念申し上げます。
石塔が倒れたり、壁が崩れたりと玉泉寺も被害がありましたが
不思議なことがひとつ。
仏さまと名のつくものは、ひとつも倒れていなかったのです!
別に、固定してあるとか、そういうわけではないのに・・
石塔が倒れるほどの結構な揺れだったのに・・・
本堂の後ろにあるたくさんのお位牌もドミノのように倒れたのですが
一番はじの、阿弥陀さまが倒れずに、支えてくださっておりました。
仏さまのパワーか、お守りか・・・、そう思わずにはいられない出来事でした。
そんな中、初めてお寺に来てくださったHさんですが
地震後の片付けのお手伝いに駆けつけてくださいました。
旭観音さまが置かれている旭観音堂も、地震の揺れで
いろんなものが倒れ、散乱していましたが
片付け、手を合わせていかれました。
お寺の庭を掃くだけでも、施しとなるのだと、
どこかできいたことがありますが、まさに、そのような後ろ姿。
寒い中、本当にありがとうございました。
ぜひまた、お気軽にお越しください。
温かいお言葉やお見舞いなど頂いたりしております。
皆様のお気持ちに、心より感謝申し上げます。
玉泉寺も仏さまに守られて、なんとかやっております。
今朝は雪が降りました。
寒い冬がいよいよ本格的にやってきます。
被害に遭われた方、避難生活をされている方は本当に不安だろうと心が痛みます。
一日も早い復旧復興を、心よりご祈念申し上げます。
2014年12月05日
真言宗豊山派団参旅行 その4
旅行最終日。
長谷寺を後にして、室生寺へと向かいます。
室生寺は「女人高野」とも呼ばれ、その昔、厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人の済度(簡単に言うと、彼岸に渡る、という意味だそうです)をもはかる真言道場として女性の参詣を許しておりました。
素晴らしい紅葉に包まれた室生寺は、長い石段を登ると、平安時代に作られた金堂が。
作られた当時は、本当に美しい朱色のお堂だったんだろうなぁと思わせる、建物で、中には国宝の釈迦如来さま、脇に薬師如来様と地蔵菩薩さま。文殊菩薩さま、十一面観音さまと、並んでいます。
お隣の弥勒堂にも、国宝の釈迦如来さまが。
さらに上がっていくと、これまた国宝の五重塔が。

さらにさらに!ここからが、すごかった・・・
奥の院目指して歩き始めたのですが、とても急でながい石段が続く。
それでも、私も3歳の子どもの手を引いて頑張って登りました!
目の前を一緒に旅行した80歳のおじいちゃんがすいすいと、登ってゆきます。。。
奥の院は登ってしまえば、ひっそりとした感じ。
弘法大師空海さんの像が安置されております。
女人高野というだけあって、仏さまが、どれも、とっても優しい顔をしている気がしました。
こんなに国宝級の仏像が一度に見れるなんて、さすがに古都奈良の歴史を感じます・・・
今回の旅では真言宗の寺院を巡りましたが、
都があった関西では真言宗はメジャーな(という言い方が良いのかわかりませんが)宗派であり、
歴史ある素晴らしいお寺ばかりでした。
中でも、高野山はもちろん、室生寺は初めて行きましたが
とても好きなお寺となりました。
仏さまが、優しくて、美しかった!
皆さんも、奈良方面へ行かれる機会がありましたら、ぜひ参拝してみてください
この室生寺で、今回のお寺ツアーは終わりとなり、
一路長野へと、バスは走るのであります。
遅めのお昼をサービスエリアでとり、
長野へ着いたのは、夜7時すぎ頃。
怪我もなく、皆さん元気に無事、帰ってこれたので本当に良かったです。
あっというまの3日間。
この3日間で皆さんの親睦も深まり、別れの時は、なんだかさみしい感じもしました。
「参加してよかったよ」、という声が、あちこちから聞こえ
本当に嬉しく思いました。
住職からの締めの挨拶の中に、
「目で見て、心で感じる旅となりました。
昔の人々が通った道を、私たちもたどることができ、命のつながりを感じることができたのではないでしょうか。」、とありました。
うーーん、深イイ!
みんなと行けて良かった、奈良和歌山への旅。
こういう機会でないと、なかなかこんなにまわれないし、
説明も聞けないし、いろんな方ともお話できたりして、
本当に良い旅となりました。
誰かが、「次の旅行まで、死ねないなー」、と言っておりました笑
ぜひ、また次回、このような機会がありましたら
みんなで行きたいと思います!
ご参加下さった皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました!
長谷寺を後にして、室生寺へと向かいます。
室生寺は「女人高野」とも呼ばれ、その昔、厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人の済度(簡単に言うと、彼岸に渡る、という意味だそうです)をもはかる真言道場として女性の参詣を許しておりました。
素晴らしい紅葉に包まれた室生寺は、長い石段を登ると、平安時代に作られた金堂が。
作られた当時は、本当に美しい朱色のお堂だったんだろうなぁと思わせる、建物で、中には国宝の釈迦如来さま、脇に薬師如来様と地蔵菩薩さま。文殊菩薩さま、十一面観音さまと、並んでいます。
お隣の弥勒堂にも、国宝の釈迦如来さまが。
さらに上がっていくと、これまた国宝の五重塔が。
さらにさらに!ここからが、すごかった・・・
奥の院目指して歩き始めたのですが、とても急でながい石段が続く。
それでも、私も3歳の子どもの手を引いて頑張って登りました!
目の前を一緒に旅行した80歳のおじいちゃんがすいすいと、登ってゆきます。。。
奥の院は登ってしまえば、ひっそりとした感じ。
弘法大師空海さんの像が安置されております。
女人高野というだけあって、仏さまが、どれも、とっても優しい顔をしている気がしました。
こんなに国宝級の仏像が一度に見れるなんて、さすがに古都奈良の歴史を感じます・・・
今回の旅では真言宗の寺院を巡りましたが、
都があった関西では真言宗はメジャーな(という言い方が良いのかわかりませんが)宗派であり、
歴史ある素晴らしいお寺ばかりでした。
中でも、高野山はもちろん、室生寺は初めて行きましたが
とても好きなお寺となりました。
仏さまが、優しくて、美しかった!
皆さんも、奈良方面へ行かれる機会がありましたら、ぜひ参拝してみてください

この室生寺で、今回のお寺ツアーは終わりとなり、
一路長野へと、バスは走るのであります。
遅めのお昼をサービスエリアでとり、
長野へ着いたのは、夜7時すぎ頃。
怪我もなく、皆さん元気に無事、帰ってこれたので本当に良かったです。
あっというまの3日間。
この3日間で皆さんの親睦も深まり、別れの時は、なんだかさみしい感じもしました。
「参加してよかったよ」、という声が、あちこちから聞こえ
本当に嬉しく思いました。
住職からの締めの挨拶の中に、
「目で見て、心で感じる旅となりました。
昔の人々が通った道を、私たちもたどることができ、命のつながりを感じることができたのではないでしょうか。」、とありました。
うーーん、深イイ!
みんなと行けて良かった、奈良和歌山への旅。
こういう機会でないと、なかなかこんなにまわれないし、
説明も聞けないし、いろんな方ともお話できたりして、
本当に良い旅となりました。
誰かが、「次の旅行まで、死ねないなー」、と言っておりました笑
ぜひ、また次回、このような機会がありましたら
みんなで行きたいと思います!
ご参加下さった皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました!
2014年12月04日
真言宗豊山派団参旅行 その3
旅行3日目。
3日目の朝も、6時半からの長谷寺、朝の勤行に参加するため、
皆さん早起きをして、本堂へ向かいます。
長谷寺は、真言宗豊山派の総本山。玉泉寺の親分です。
歴史は、もちろん古く、源氏物語や枕草子にも出てきたりします。
長谷寺の有名な回廊を歩く方もいらっしゃいましたが
早朝ということもあり、マイクロバスで本堂まで。
長谷の回廊は、変わった形の灯篭?提灯?が面白い、
風情ある階段が本堂まで続きます。
季節ごとに、ぼたん、紫陽花、と四季折々の花が楽しめることでも
有名です。
時間があれば、ゆっくりと歩いて上りたかったのですが、
私も、眠い目をこすりながら、マイクロバス組
70,80歳の皆さんの方が元気で、私は恥ずかしながら
一番最後に慌てて乗り込む始末・・・

さて、本堂へと着くと、塗香を手にとり、入ります。
以前、このブログでもご紹介した、塗香。
私は、長谷寺の塗香の香りがとても好きです。
高野山でも、塗香を手にとったのですが、
お寺ごとに、微妙に香りが違います。
高野山の方が、少しスパイシーな感じ。
長谷寺の方が、マイルド。私は、こっちが好み。
そんな、違いを比べるのも、楽しみの一つです
ちなみに、これらの塗香は、近くのお土産屋さんで買えます。
内陣の中に入って、始まるのを待っていると、
たくさんの修行僧がお掃除をしたり、姿勢正しく歩き、勤行の準備をそつなくこなしている姿が目に入ります。
なんだか、その姿を見てるだけでも、
「私もしっかりしなきゃ~・・・」、と、正されるような・・。
準備が整ったのでしょう、一人のお坊さんが、奥のふすまをさっと開けて、はっきりとした大きな声で、
「準備が整いました。よろしくお願い致します。」(細かい言い回しは覚えてませんが)と、言いました。
奥から紫の衣を着たお坊さんが出てこられて、そして、朝のお勤めが始まったのです。
「うーむ。このハキハキとした感じ。。。こうした毎日の積み重ねが、修行となっているのね・・・」と、
またまた、自らを省みたのでございました・・・。
そして、副住職曰く、長谷寺のお経のトーンのほうが、高い。てゆーか、声が大きいのもあるけど。
高野山の方が、低く、声を沈めた感じ。
宗派によっても、こうした微妙な違いがあるようで、より分かってくると、そんなことも気にしてみると、また違った面白さがあるかもしれません。
その後、長谷寺のご本尊、十一面観音さまの大きな足を触って、
そのご加護をいただきます。
これは、特別な拝観日でないと観音さまの足元には入れないのですが
こうして、団参旅行などで参拝するときには、入れちゃうのです。
長谷寺の十一面観音さまは、とっても大きくて、見上げるほど。
その観音さまの足を触って、お願い事をするわけです。
十一面観音さまは懐が大きい、ありがたーい仏さまです。
名前のとおり、11の顔があって、あらゆる方角の衆生を観察して
祈りの声を聞いている仏さまと言われています。
善悪が複雑に絡み合っている私たちを、正しい方向へと導いてくださるのです。
なので、比較的、なんでもお願いしやすい仏さま
そして、清水の舞台ならぬ、長谷の舞台へ。
京都、清水寺と同じつくりの舞台が、どどーん、と広がります。
そこからの眺めは素晴らしく、ちょうど紅葉の時期と重なったので、
幾重にも重なる紅葉が本当にきれいでした。



本堂から、紅葉をみながら降りていき、本坊にて、お茶と干菓子をいただきました。
そして、(執事の方かしら)、本坊でお茶を頂きながら、お話もしてくださいました。
そのお話の面白いこと。
元興寺でもそうでしたが、こんな大きいお寺のお坊さんほど、
堅苦しくなく面白おかしく、仏さまの教えをお話くださるので、聞いているこちらも
楽しくなってきます。
そこでは、清少納言の言葉をお話くださいました。
「説教する坊主は、美しくなければならない」、とその昔、清少納言は言ったそうです。
素晴らしいお坊さんは、説教をしなくても、お話しなくても
その美しい佇まいで、すべてを物語れる、こういったお話だったと思います。
朝の勤行の内陣での姿を思い出しても、納得。
だって、お話しなくたって、
あの姿を見ればその心持ちが伝わってくるようですもの。。。
こうした古いお寺、仏の教えを通して
今に生きる私たちに命が繋がり、受け継がれているのですよ、と
ニコニコしながらお話してくださいました。
本坊の中もぐるりと案内していただき、素敵な襖絵も見たりして・・・
朝から、濃い一日です!
高野山とは、また違う総本山長谷寺。
長谷の舞台もいいし、願いをなんでも聞いてくれちゃう十一面観音さまもすごいし、きっと、偉い人なのにニコニコおもしろいお坊さんに。
大満足の長谷寺参拝でございました。
さて、長谷寺からお宿へ戻り、
ペコペコのお腹(朝食まだでしたので)に、奈良名物茶がゆを流し込んで出発です!!
お次は、女人高野、室生寺。
私は初めてのお寺です・・・。
長くなったので、その4へつづく・・・
、の前に、少しお知らせを!
先日、こちらでもお知らせいたしましたが
本日4日のSBCテレビ、2時50分~「3時はららら♪」内で、
玉泉寺が紹介されますので、
お時間ある方は、どうぞご覧になってください

でも、どのように編集されたのか、とーーーっても不安なので
ドキドキしながら放送を待ちたいと思います
それでは、旅行日記、その4へつづく・・・
3日目の朝も、6時半からの長谷寺、朝の勤行に参加するため、
皆さん早起きをして、本堂へ向かいます。
長谷寺は、真言宗豊山派の総本山。玉泉寺の親分です。
歴史は、もちろん古く、源氏物語や枕草子にも出てきたりします。
長谷寺の有名な回廊を歩く方もいらっしゃいましたが
早朝ということもあり、マイクロバスで本堂まで。
長谷の回廊は、変わった形の灯篭?提灯?が面白い、
風情ある階段が本堂まで続きます。
季節ごとに、ぼたん、紫陽花、と四季折々の花が楽しめることでも
有名です。
時間があれば、ゆっくりと歩いて上りたかったのですが、
私も、眠い目をこすりながら、マイクロバス組

70,80歳の皆さんの方が元気で、私は恥ずかしながら
一番最後に慌てて乗り込む始末・・・


さて、本堂へと着くと、塗香を手にとり、入ります。
以前、このブログでもご紹介した、塗香。
私は、長谷寺の塗香の香りがとても好きです。
高野山でも、塗香を手にとったのですが、
お寺ごとに、微妙に香りが違います。
高野山の方が、少しスパイシーな感じ。
長谷寺の方が、マイルド。私は、こっちが好み。
そんな、違いを比べるのも、楽しみの一つです

ちなみに、これらの塗香は、近くのお土産屋さんで買えます。
内陣の中に入って、始まるのを待っていると、
たくさんの修行僧がお掃除をしたり、姿勢正しく歩き、勤行の準備をそつなくこなしている姿が目に入ります。
なんだか、その姿を見てるだけでも、
「私もしっかりしなきゃ~・・・」、と、正されるような・・。
準備が整ったのでしょう、一人のお坊さんが、奥のふすまをさっと開けて、はっきりとした大きな声で、
「準備が整いました。よろしくお願い致します。」(細かい言い回しは覚えてませんが)と、言いました。
奥から紫の衣を着たお坊さんが出てこられて、そして、朝のお勤めが始まったのです。
「うーむ。このハキハキとした感じ。。。こうした毎日の積み重ねが、修行となっているのね・・・」と、
またまた、自らを省みたのでございました・・・。
そして、副住職曰く、長谷寺のお経のトーンのほうが、高い。てゆーか、声が大きいのもあるけど。
高野山の方が、低く、声を沈めた感じ。
宗派によっても、こうした微妙な違いがあるようで、より分かってくると、そんなことも気にしてみると、また違った面白さがあるかもしれません。
その後、長谷寺のご本尊、十一面観音さまの大きな足を触って、
そのご加護をいただきます。
これは、特別な拝観日でないと観音さまの足元には入れないのですが
こうして、団参旅行などで参拝するときには、入れちゃうのです。
長谷寺の十一面観音さまは、とっても大きくて、見上げるほど。
その観音さまの足を触って、お願い事をするわけです。
十一面観音さまは懐が大きい、ありがたーい仏さまです。
名前のとおり、11の顔があって、あらゆる方角の衆生を観察して
祈りの声を聞いている仏さまと言われています。
善悪が複雑に絡み合っている私たちを、正しい方向へと導いてくださるのです。
なので、比較的、なんでもお願いしやすい仏さま

そして、清水の舞台ならぬ、長谷の舞台へ。
京都、清水寺と同じつくりの舞台が、どどーん、と広がります。
そこからの眺めは素晴らしく、ちょうど紅葉の時期と重なったので、
幾重にも重なる紅葉が本当にきれいでした。
本堂から、紅葉をみながら降りていき、本坊にて、お茶と干菓子をいただきました。
そして、(執事の方かしら)、本坊でお茶を頂きながら、お話もしてくださいました。
そのお話の面白いこと。
元興寺でもそうでしたが、こんな大きいお寺のお坊さんほど、
堅苦しくなく面白おかしく、仏さまの教えをお話くださるので、聞いているこちらも
楽しくなってきます。
そこでは、清少納言の言葉をお話くださいました。
「説教する坊主は、美しくなければならない」、とその昔、清少納言は言ったそうです。
素晴らしいお坊さんは、説教をしなくても、お話しなくても
その美しい佇まいで、すべてを物語れる、こういったお話だったと思います。
朝の勤行の内陣での姿を思い出しても、納得。
だって、お話しなくたって、
あの姿を見ればその心持ちが伝わってくるようですもの。。。
こうした古いお寺、仏の教えを通して
今に生きる私たちに命が繋がり、受け継がれているのですよ、と
ニコニコしながらお話してくださいました。
本坊の中もぐるりと案内していただき、素敵な襖絵も見たりして・・・
朝から、濃い一日です!
高野山とは、また違う総本山長谷寺。
長谷の舞台もいいし、願いをなんでも聞いてくれちゃう十一面観音さまもすごいし、きっと、偉い人なのにニコニコおもしろいお坊さんに。
大満足の長谷寺参拝でございました。
さて、長谷寺からお宿へ戻り、
ペコペコのお腹(朝食まだでしたので)に、奈良名物茶がゆを流し込んで出発です!!
お次は、女人高野、室生寺。
私は初めてのお寺です・・・。
長くなったので、その4へつづく・・・
、の前に、少しお知らせを!
先日、こちらでもお知らせいたしましたが
本日4日のSBCテレビ、2時50分~「3時はららら♪」内で、
玉泉寺が紹介されますので、
お時間ある方は、どうぞご覧になってください


でも、どのように編集されたのか、とーーーっても不安なので
ドキドキしながら放送を待ちたいと思います

それでは、旅行日記、その4へつづく・・・

2014年12月03日
真言宗豊山派団参旅行 その2
旅行2日目。
本堂で行われる、朝7時からの勤行に参加し、
続いて護摩堂に移動し、ご祈祷が始まります。
私たち参拝者が前の晩に申し込みをしておいた
諸祈願があげられ、御札をいただけます。
それが終わると、ささっと朝の精進料理を頂いて、
高野山奥の院まで歩きます。

立派な杉、高野槙が立ち並ぶ、ながーい参道を歩くと・・・
有名な戦国武将のお墓や、大名家のお墓、大企業のお墓や慰霊碑など、
そうそうたる名前がずらりと続き、さすが高野山、といった雰囲気です・・・
昔は(今でも?)高野山にお墓をたてることは、ステータスだったのだな、と感じます。
その参道を歩きながら、同じ真言宗として
真言宗って、どんな宗派?豊山派との違いは?お墓って?
などなど、ミニ仏教講座みたいになったりして。
弘法大師空海さんが入定されている奥の院まで、長いようで、話しているとあっという間に。
奥の院は、本当に厳かな・・・。そこに空海さんが~~、と思うと
なんとも言えないこの気持ち。(え?そんなの私だけ??)
今でも、空海さんのために食事を運ぶのだと聞きました。
奥の院の前で、みんなで般若心経一巻、お唱えします。
信長や秀吉、(家康は違うけど)過去の偉人たちも、
空海さんのお膝元、高野山にお墓を建てているって、なんか不思議。
奥の院までの道のり、無縁仏が祀られている塚があったのですが、
私は今更ながらに気づきました。
無縁仏って、身寄りのない人たちのお墓かと思っていましたが、
そうじゃなかった!
正しくは、有縁無縁仏、と言うそうで、
この世に縁が有りながら、縁が無く、この世に生まれてこれなかった魂のこと。
水子のことを言うのだそうです。
無縁仏の塚に、たくさんのよだれかけをかけた仏さまがいたので、
とても不思議に思っていましたが、
無縁って、「この世に」縁が無かった、ということだったのか・・・。
それに気づいて、そして聞いて、フッと腑に落ちたのですが
なんだか、切ないなぁ・・。
そうか、この世に縁が無かったんだね。
今度は、良い縁があって、来れるといいね。
さて、後ろ髪を引かれまくりながら、高野山を後にし、
奈良市内へと向かいます。
そして、世界遺産の元興寺へ!

意外と知られていないお寺ではありますが、真言律宗という真言宗のお兄さんみたいな存在の
ふるーーーい、由緒正しいお寺さん。
文化研究所も併設されていて、その研究所内に展示されている国宝級の品々を見るのも楽しいです。
ちょうど、東京国立博物館へ、国宝五重塔が出張中だったようでした。
元興寺というと、以前一度伺ったことがあるお寺なのですが
その時に印象的なのが、日本一古い瓦がある、ということ。
飛鳥時代のものが展示されているのです。
今でも、昔のものが少し使用されているらしいのです。
今のような形ではなくて、丸くて、朱色っぽくて、かわいい。
確かに、その趣は朝鮮調のような感じ・・・
飛鳥時代のものが今も!!
そう思うと、わくわくしてしまいますね。(え?そんなの私だけ??)
元興寺の住職さんは、学生時代、落語をされていたとのことで
お寺の説明をしてくださったのですが、
世界遺産のとこの住職とは思えないほど、面白く聞かせてくださいました。
ひとつのお寺をじっくりと観る、という趣旨のもと
今回の旅行では、そんなにたくさんお寺まわりをしませんでしたが
そのおかげで、充実した旅となりました。
元興寺を後にし、長谷寺へと向かいます。
残すところ、あと1日。
その3へつづく・・・
本堂で行われる、朝7時からの勤行に参加し、
続いて護摩堂に移動し、ご祈祷が始まります。
私たち参拝者が前の晩に申し込みをしておいた
諸祈願があげられ、御札をいただけます。
それが終わると、ささっと朝の精進料理を頂いて、
高野山奥の院まで歩きます。
立派な杉、高野槙が立ち並ぶ、ながーい参道を歩くと・・・
有名な戦国武将のお墓や、大名家のお墓、大企業のお墓や慰霊碑など、
そうそうたる名前がずらりと続き、さすが高野山、といった雰囲気です・・・
昔は(今でも?)高野山にお墓をたてることは、ステータスだったのだな、と感じます。
その参道を歩きながら、同じ真言宗として
真言宗って、どんな宗派?豊山派との違いは?お墓って?
などなど、ミニ仏教講座みたいになったりして。
弘法大師空海さんが入定されている奥の院まで、長いようで、話しているとあっという間に。
奥の院は、本当に厳かな・・・。そこに空海さんが~~、と思うと
なんとも言えないこの気持ち。(え?そんなの私だけ??)
今でも、空海さんのために食事を運ぶのだと聞きました。
奥の院の前で、みんなで般若心経一巻、お唱えします。
信長や秀吉、(家康は違うけど)過去の偉人たちも、
空海さんのお膝元、高野山にお墓を建てているって、なんか不思議。
奥の院までの道のり、無縁仏が祀られている塚があったのですが、
私は今更ながらに気づきました。
無縁仏って、身寄りのない人たちのお墓かと思っていましたが、
そうじゃなかった!
正しくは、有縁無縁仏、と言うそうで、
この世に縁が有りながら、縁が無く、この世に生まれてこれなかった魂のこと。
水子のことを言うのだそうです。
無縁仏の塚に、たくさんのよだれかけをかけた仏さまがいたので、
とても不思議に思っていましたが、
無縁って、「この世に」縁が無かった、ということだったのか・・・。
それに気づいて、そして聞いて、フッと腑に落ちたのですが
なんだか、切ないなぁ・・。
そうか、この世に縁が無かったんだね。
今度は、良い縁があって、来れるといいね。
さて、後ろ髪を引かれまくりながら、高野山を後にし、
奈良市内へと向かいます。
そして、世界遺産の元興寺へ!
意外と知られていないお寺ではありますが、真言律宗という真言宗のお兄さんみたいな存在の
ふるーーーい、由緒正しいお寺さん。
文化研究所も併設されていて、その研究所内に展示されている国宝級の品々を見るのも楽しいです。
ちょうど、東京国立博物館へ、国宝五重塔が出張中だったようでした。
元興寺というと、以前一度伺ったことがあるお寺なのですが
その時に印象的なのが、日本一古い瓦がある、ということ。
飛鳥時代のものが展示されているのです。
今でも、昔のものが少し使用されているらしいのです。
今のような形ではなくて、丸くて、朱色っぽくて、かわいい。
確かに、その趣は朝鮮調のような感じ・・・
飛鳥時代のものが今も!!
そう思うと、わくわくしてしまいますね。(え?そんなの私だけ??)
元興寺の住職さんは、学生時代、落語をされていたとのことで
お寺の説明をしてくださったのですが、
世界遺産のとこの住職とは思えないほど、面白く聞かせてくださいました。
ひとつのお寺をじっくりと観る、という趣旨のもと
今回の旅行では、そんなにたくさんお寺まわりをしませんでしたが
そのおかげで、充実した旅となりました。
元興寺を後にし、長谷寺へと向かいます。
残すところ、あと1日。
その3へつづく・・・
2014年12月02日
真言宗豊山派団参旅行 その1
11月26日~28日と、長野県真言宗豊山派の檀信徒参拝旅行がありました。
私も3歳になった子どもを連れて、皆さんと一緒に行ってまいりました!
総勢38名と、大勢の方が参加してくださいました。
60~70代、上は85歳のおじいちゃんと、高齢の方が多かったのですが
皆さん、とてもお元気で、無事に3日間の旅行を終えたのでした

高野山、長谷寺への旅、3日間。
行程は、
一日目に根来寺、高野山宿坊へ宿泊。
二日目に高野山参拝、奈良へ入り、元興寺、長谷寺へ。
三日目に長谷寺参拝、室生寺へ。
大型バス1台での長旅で、はじめは知らない人同士でしたが、
自己紹介をしたりして、長旅を感じさせない、楽しい車内。
最後にはみんなと打ち解け、本当に楽しい旅となりました。
26日の早朝、長野市を出発したバスは、
お昼を伊賀のサービスエリアでとり、午後には根来寺へ到着。
新義真言宗の総本山である根来寺は、
御本尊が、大日如来、金剛薩埵、尊勝仏頂という大きな仏様。
中でも、金剛薩埵像というのは珍しいそうで、とっても荘厳なお姿・・・
お堂に入ると、凛とする独特のこの空気感が好きです。
丸い変わった形の大塔も、見もののお寺です。


そのあとは、一路高野山へ!
玉泉寺への道に勝らずとも劣らない、くねくね道を上ること数十分・・・
道路の拡張工事を行っていることもあり、大型バスが通るのがやっとでした。
やっと着きました、高野山!!
わーい、私は小学生のころに家族で来た以来なので
とても楽しみでした。
司馬遼太郎の石碑があり、そこには、
「この山道を登ったところに、忽然と町が開けているのに驚かされる」、と
ありましたが、本当にその通り。
今でこそ、やっと道路ができていますが
その昔は、本当に山道だったと思います。
それを、この町にしてしまうとは、驚きです。
この空気感を思うと、弘法大師空海さんが、
別世界、山奥の高野山へ金剛峰寺をつくったのも、うなずける気がする・・
さて、高野山は恵光院に到着。
若い修行のお坊さんに出迎えてもらって、
精進料理をいただき、一日目を終えたのでした。


その2へつづく・・・
私も3歳になった子どもを連れて、皆さんと一緒に行ってまいりました!
総勢38名と、大勢の方が参加してくださいました。
60~70代、上は85歳のおじいちゃんと、高齢の方が多かったのですが
皆さん、とてもお元気で、無事に3日間の旅行を終えたのでした


高野山、長谷寺への旅、3日間。
行程は、
一日目に根来寺、高野山宿坊へ宿泊。
二日目に高野山参拝、奈良へ入り、元興寺、長谷寺へ。
三日目に長谷寺参拝、室生寺へ。
大型バス1台での長旅で、はじめは知らない人同士でしたが、
自己紹介をしたりして、長旅を感じさせない、楽しい車内。
最後にはみんなと打ち解け、本当に楽しい旅となりました。
26日の早朝、長野市を出発したバスは、
お昼を伊賀のサービスエリアでとり、午後には根来寺へ到着。
新義真言宗の総本山である根来寺は、
御本尊が、大日如来、金剛薩埵、尊勝仏頂という大きな仏様。
中でも、金剛薩埵像というのは珍しいそうで、とっても荘厳なお姿・・・

お堂に入ると、凛とする独特のこの空気感が好きです。
丸い変わった形の大塔も、見もののお寺です。
そのあとは、一路高野山へ!
玉泉寺への道に勝らずとも劣らない、くねくね道を上ること数十分・・・
道路の拡張工事を行っていることもあり、大型バスが通るのがやっとでした。
やっと着きました、高野山!!
わーい、私は小学生のころに家族で来た以来なので
とても楽しみでした。
司馬遼太郎の石碑があり、そこには、
「この山道を登ったところに、忽然と町が開けているのに驚かされる」、と
ありましたが、本当にその通り。
今でこそ、やっと道路ができていますが
その昔は、本当に山道だったと思います。
それを、この町にしてしまうとは、驚きです。
この空気感を思うと、弘法大師空海さんが、
別世界、山奥の高野山へ金剛峰寺をつくったのも、うなずける気がする・・
さて、高野山は恵光院に到着。
若い修行のお坊さんに出迎えてもらって、
精進料理をいただき、一日目を終えたのでした。
その2へつづく・・・
2014年12月01日
3時はららら♪
毎週日曜日、朝8時5分からのSBCラジオ「おはよう住職」、
昨日、第一弾が放送されました。
来週7日と、14日にも放送されるので、どうぞお聞きになってください

そして・・・・、
今週12月4日には、「3時はららら♪」という番組内で
玉泉寺が紹介されます。
先日、一日がかりで取材となり、
私も何品か料理を作りました。
「お寺でクリスマス!?」というテーマだったのですが
色んな意味で、うまくいったかどうか・・・
4日の放送が待ち遠しくもあり、怖くもあります・・・・。
ドキドキしながら、放送日を待ちたいと思います

どうぞ、12月4日の「3時はららら♪」、
ご覧になってください!
昨日、第一弾が放送されました。
来週7日と、14日にも放送されるので、どうぞお聞きになってください


そして・・・・、
今週12月4日には、「3時はららら♪」という番組内で
玉泉寺が紹介されます。
先日、一日がかりで取材となり、
私も何品か料理を作りました。
「お寺でクリスマス!?」というテーマだったのですが
色んな意味で、うまくいったかどうか・・・

4日の放送が待ち遠しくもあり、怖くもあります・・・・。
ドキドキしながら、放送日を待ちたいと思います


どうぞ、12月4日の「3時はららら♪」、
ご覧になってください!