2014年12月03日
真言宗豊山派団参旅行 その2
旅行2日目。
本堂で行われる、朝7時からの勤行に参加し、
続いて護摩堂に移動し、ご祈祷が始まります。
私たち参拝者が前の晩に申し込みをしておいた
諸祈願があげられ、御札をいただけます。
それが終わると、ささっと朝の精進料理を頂いて、
高野山奥の院まで歩きます。

立派な杉、高野槙が立ち並ぶ、ながーい参道を歩くと・・・
有名な戦国武将のお墓や、大名家のお墓、大企業のお墓や慰霊碑など、
そうそうたる名前がずらりと続き、さすが高野山、といった雰囲気です・・・
昔は(今でも?)高野山にお墓をたてることは、ステータスだったのだな、と感じます。
その参道を歩きながら、同じ真言宗として
真言宗って、どんな宗派?豊山派との違いは?お墓って?
などなど、ミニ仏教講座みたいになったりして。
弘法大師空海さんが入定されている奥の院まで、長いようで、話しているとあっという間に。
奥の院は、本当に厳かな・・・。そこに空海さんが~~、と思うと
なんとも言えないこの気持ち。(え?そんなの私だけ??)
今でも、空海さんのために食事を運ぶのだと聞きました。
奥の院の前で、みんなで般若心経一巻、お唱えします。
信長や秀吉、(家康は違うけど)過去の偉人たちも、
空海さんのお膝元、高野山にお墓を建てているって、なんか不思議。
奥の院までの道のり、無縁仏が祀られている塚があったのですが、
私は今更ながらに気づきました。
無縁仏って、身寄りのない人たちのお墓かと思っていましたが、
そうじゃなかった!
正しくは、有縁無縁仏、と言うそうで、
この世に縁が有りながら、縁が無く、この世に生まれてこれなかった魂のこと。
水子のことを言うのだそうです。
無縁仏の塚に、たくさんのよだれかけをかけた仏さまがいたので、
とても不思議に思っていましたが、
無縁って、「この世に」縁が無かった、ということだったのか・・・。
それに気づいて、そして聞いて、フッと腑に落ちたのですが
なんだか、切ないなぁ・・。
そうか、この世に縁が無かったんだね。
今度は、良い縁があって、来れるといいね。
さて、後ろ髪を引かれまくりながら、高野山を後にし、
奈良市内へと向かいます。
そして、世界遺産の元興寺へ!

意外と知られていないお寺ではありますが、真言律宗という真言宗のお兄さんみたいな存在の
ふるーーーい、由緒正しいお寺さん。
文化研究所も併設されていて、その研究所内に展示されている国宝級の品々を見るのも楽しいです。
ちょうど、東京国立博物館へ、国宝五重塔が出張中だったようでした。
元興寺というと、以前一度伺ったことがあるお寺なのですが
その時に印象的なのが、日本一古い瓦がある、ということ。
飛鳥時代のものが展示されているのです。
今でも、昔のものが少し使用されているらしいのです。
今のような形ではなくて、丸くて、朱色っぽくて、かわいい。
確かに、その趣は朝鮮調のような感じ・・・
飛鳥時代のものが今も!!
そう思うと、わくわくしてしまいますね。(え?そんなの私だけ??)
元興寺の住職さんは、学生時代、落語をされていたとのことで
お寺の説明をしてくださったのですが、
世界遺産のとこの住職とは思えないほど、面白く聞かせてくださいました。
ひとつのお寺をじっくりと観る、という趣旨のもと
今回の旅行では、そんなにたくさんお寺まわりをしませんでしたが
そのおかげで、充実した旅となりました。
元興寺を後にし、長谷寺へと向かいます。
残すところ、あと1日。
その3へつづく・・・
本堂で行われる、朝7時からの勤行に参加し、
続いて護摩堂に移動し、ご祈祷が始まります。
私たち参拝者が前の晩に申し込みをしておいた
諸祈願があげられ、御札をいただけます。
それが終わると、ささっと朝の精進料理を頂いて、
高野山奥の院まで歩きます。
立派な杉、高野槙が立ち並ぶ、ながーい参道を歩くと・・・
有名な戦国武将のお墓や、大名家のお墓、大企業のお墓や慰霊碑など、
そうそうたる名前がずらりと続き、さすが高野山、といった雰囲気です・・・
昔は(今でも?)高野山にお墓をたてることは、ステータスだったのだな、と感じます。
その参道を歩きながら、同じ真言宗として
真言宗って、どんな宗派?豊山派との違いは?お墓って?
などなど、ミニ仏教講座みたいになったりして。
弘法大師空海さんが入定されている奥の院まで、長いようで、話しているとあっという間に。
奥の院は、本当に厳かな・・・。そこに空海さんが~~、と思うと
なんとも言えないこの気持ち。(え?そんなの私だけ??)
今でも、空海さんのために食事を運ぶのだと聞きました。
奥の院の前で、みんなで般若心経一巻、お唱えします。
信長や秀吉、(家康は違うけど)過去の偉人たちも、
空海さんのお膝元、高野山にお墓を建てているって、なんか不思議。
奥の院までの道のり、無縁仏が祀られている塚があったのですが、
私は今更ながらに気づきました。
無縁仏って、身寄りのない人たちのお墓かと思っていましたが、
そうじゃなかった!
正しくは、有縁無縁仏、と言うそうで、
この世に縁が有りながら、縁が無く、この世に生まれてこれなかった魂のこと。
水子のことを言うのだそうです。
無縁仏の塚に、たくさんのよだれかけをかけた仏さまがいたので、
とても不思議に思っていましたが、
無縁って、「この世に」縁が無かった、ということだったのか・・・。
それに気づいて、そして聞いて、フッと腑に落ちたのですが
なんだか、切ないなぁ・・。
そうか、この世に縁が無かったんだね。
今度は、良い縁があって、来れるといいね。
さて、後ろ髪を引かれまくりながら、高野山を後にし、
奈良市内へと向かいます。
そして、世界遺産の元興寺へ!
意外と知られていないお寺ではありますが、真言律宗という真言宗のお兄さんみたいな存在の
ふるーーーい、由緒正しいお寺さん。
文化研究所も併設されていて、その研究所内に展示されている国宝級の品々を見るのも楽しいです。
ちょうど、東京国立博物館へ、国宝五重塔が出張中だったようでした。
元興寺というと、以前一度伺ったことがあるお寺なのですが
その時に印象的なのが、日本一古い瓦がある、ということ。
飛鳥時代のものが展示されているのです。
今でも、昔のものが少し使用されているらしいのです。
今のような形ではなくて、丸くて、朱色っぽくて、かわいい。
確かに、その趣は朝鮮調のような感じ・・・
飛鳥時代のものが今も!!
そう思うと、わくわくしてしまいますね。(え?そんなの私だけ??)
元興寺の住職さんは、学生時代、落語をされていたとのことで
お寺の説明をしてくださったのですが、
世界遺産のとこの住職とは思えないほど、面白く聞かせてくださいました。
ひとつのお寺をじっくりと観る、という趣旨のもと
今回の旅行では、そんなにたくさんお寺まわりをしませんでしたが
そのおかげで、充実した旅となりました。
元興寺を後にし、長谷寺へと向かいます。
残すところ、あと1日。
その3へつづく・・・