2024年10月31日

玉泉寺のお守りたち

玉泉寺にもお渡しできるお守りがいくつかあります。

木札しか知らなかった!という方もいらっしゃったため
こちらで改めて紹介します。


1、人気ナンバーワン 玉泉寺お守りといったら、コレ!
  身代わり不動  300円



中身が木札になっていて、お不動さんが彫られています。
文字通り、身代わりとなってくれるお不動さんで
財布などに入れておくコンパクトなお守り。
交通事故や病気など、諸々の災いから、
自分の身代わりとなり守ってくれるお守りです。

事故にあいそうになった時に、後で見たら
お守りが割れていた、ということも聞きました。


2、交通安全お守り  300円



金色をした、コンパクトタイプのお守り。
身代わり不動と同じく小さいので、財布やかばんにそのまま入れられます。
交通安全に特化したお守りです。
運転や出張など、移動することが多い方にも人気のあるお守りです。


3 お守り袋 200円



中身の入っていない、玉泉寺名入りのお守りの袋。
とても画期的なアイテムで、中身を入れ替えれば、いつまでも使えるという
超エコなお守り用の袋です。
空袋なので、身代わり不動お守りや、交通安全お守りを入れるなどして、お使いください。
白地に金糸ネーム入りのエレガントな仕様となっております。

ちなみに、我が家では上記2点のお守りをお守り袋にいれて
毎年、子どもたちのランドセルにつけています。


4 自動車お守り 500円




車につける紐タイプのお守りです。
安全運転お守りでもあり、車の事故にあわないようにするものです。
車の新車お祓いの時にもお渡ししています。

5 自動車お守りその2 500円



シールタイプの車に貼るお守りです。
玉泉寺の名入りで、このシールを付けている車に出会うことも稀にあり
「あ!あの人、玉泉寺シールつけてる!」と、うれしく思うこともあります。
玉泉寺シールをつけているということで、運転に少し気を付ける、といった気持ちにもなります。(私個人の話ですが)


以前、このシールお守りを付けている人が、相手の車に少しこすってしまったときに
相手の車の人が、「ちょっと・・・・!・・あれ、玉泉寺のシールはってますね?」
「はい、玉泉寺の檀家です」、と言ったら
「それならしょうがないか・・・」と、話がおさまった、という嘘のようなホントの話がありましたface08

と、いうくらいパワーのあるお守りですface03


一年に一度の3月の護摩供の際に申込帳で申し込んでいただくのですが
もちろん、通年お渡しできますので、必要な方は声をかけてください。

護摩供の時には、お守りも護摩の火で浄めたものをお渡ししています。
それ以降でも、お守りは常に本堂内陣に置かれ、祈りの込められたものを
お渡ししていますのでご安心ください。


さて、玉泉寺にはお守りのほかにも
木札、紙札があります。

歴史的には、紙札が古いのだと思います。
大河ドラマ「光る君へ」でも、呪詛の札などがでてきますね。
今は印刷された紙札が多いですが
手書きや、木版手刷りの札もあります。

次回は玉泉寺の紙札をご紹介します。

 


Posted by 玉泉寺 at 15:01 | Comments(0) | お寺
 

2024年10月24日

地鎮祭を行うことは

玉泉寺では、地鎮祭をお願いをされ
住職が出向くことがあります。

また、お稲荷さんや木を切ったり、井戸を潰したりする際の
様々なお祓いなども頼まれることがあります。

それぞれのお寺さんでも、そうした依頼があるかと思います。

家を建てる前、建前の時に地鎮祭を行うのですが
家を建てる工務店などで、地鎮祭のセット、というのか
木で模した鍬や祭壇などの地鎮祭で使うセットを持っていて
用意してくれるのですが、最近では地鎮祭を行わない人もいるらしく
工務店で地鎮祭セットを持っていないところもあるというのです。


もしかしたら、地鎮祭を行わなくても今後の生活に支障はないかもしれませんが
それでも人間の、日本人の心理として土地の神様に挨拶をする、という気持ちが
薄れているのだなぁ、と感じました。

木を切り、土や地形に変化が出たり、井戸を潰して水の流れを変えたりするのに
神様、という概念は関係ないのかもしれないけれど
自然界の空気や流れが変わるのは間違いないはずです。
大雨が降ったら、木が無いことで土砂崩れになるかもしれないし
行き場を失った水があふれるかもしれない。

それが、その自然界そのものが日本では古来から「神様」という概念で
畏敬の念を持たれていたのではないかと思うのです。

それを、昔から伝えられてきた方法で鎮める、ということです。

地鎮祭を行わなくても科学的に問題を解決することができるかもしれないけど
それは時代の流れとして当たり前の進化であって
自然を畏れる、畏怖の念を持つという気持ちを
地鎮祭やお祓いは改めて確認する場である、と思います。

科学が進歩しても
人間が自然を侮ってはいけない、ということです。

家を造る工務店が、地鎮祭を執り行わない風潮が続くというのは
合理化、簡素化、の流れなのかと思いますが
こうした真理、根本のことをないがしろにして
合理化を進めていくのはおかしいことだと感じています。



 


Posted by 玉泉寺 at 22:37 | Comments(0) | お寺 | 暮らし
 

2024年10月19日

眠るところのある安心感

そんなわけで、墓じまいの相談も時代として一定数あるのですが
お墓がどんなものであれ、自分が死んでしまったら
どこに眠るのか、という場所がはっきりとしていると安心します。


今までのようなお墓、家族墓なのか、合祀墓なのか。
エンディングノートを書くと良いと近年では言われていますが
それと同じように、お墓も決めておくと
自分は死んだらここに眠るのだと、具体的に想像し、感じることができ
安心するのです。

そうすると逆算して、どの人と仲良く、というか先々世話になるのだという気持ちを
持てるかと思います。

下世話な話かもしれませんが、それが真実、実際なのだと思います。
自分が死んだら、そのお墓に入り、世話になる、と思えば
そこに関わる人とは良い関係を保っていたほうが良いというのは分かることです。

昨今は、人との関係が希薄・・・、親戚も身近な人とも関係をもつことを疎いがちと言われますが
自分が眠るお墓のことを考えてみても、やはり必要な関係性というのはあるはずです。

跡を継ぐ人がいないご夫婦が、代々の家族墓を墓じまいし、
永代供養墓を建てられたり、
お父様やお母様を亡くされて、改めてお墓を探し、持ち、
それまでどこに定住するか定まらなかった人生が
お墓を持ったことで心や、文字通り体が座った、といった方もいらっしゃいます。

これは、私の個人的な意見ですが、そうした方々を見て
やはり、お骨はきちんと納め、土に還すのが良いように思います。

人生の最終的に帰る家、自分のお墓がある、定まる、というのは
生きている中でも安心感が得られるのだと思うのです。




 


Posted by 玉泉寺 at 16:19 | Comments(0) | お寺
 

2024年10月18日

墓じまいの、その先に

お墓をめぐる問題が時々話題になったりします。

墓じまいもその一つ。

そして、墓じまいのほかに親族間のいざこざによるお墓の存続の問題もあります。

生前の父母が良くしてくれたとか、しないとか。
父母の世話を兄弟間でしたとか、しないとか。
から発展して、その父母のお骨をお墓に納骨するとか、しないとか。

稀なケースですが、墓じまい問題とともに今後増えそうな案件だと思います。
人との関係を断つことによって、お墓の存続が難しくなるということです。

兄弟や親族間でのちょっとした生前のすれ違いが、亡くなった後も発展して
納骨されずに行き場を失ったお骨が、お寺にはいくつか預けられています。

そうした問題を抱える人たちの中には、跡を継ぐ子供がいないこともあります。

問題を抱えたまま、子供のいない自分たちが亡くなったら、だれが自分の納骨などの面倒をみてくれるのでしょう。

そうした時に頼りとせざるを得ないのは、結局いざこざのあった兄弟や親族なのです。

自分が亡くなったときに、行き場を失わないように生前から意地を張らずに
兄弟や親族などと仲良く暮らすように努めることも大切だと思います。

お釈迦様の言葉に
怨みは捨ててこそ止む、というものがあります。

怨みを怨みで返し続けていても怨みは終わらないのです。
怨みを捨てることによって、怨みが止むのです。

生きている間にいざこざで怨みがあったとしても
先のことを考えたら、自分の骨の後のことを考えたら
怨みをやめることが寛容ではないかと思うのです。

それか、自分の後始末のためのお金をしっかりと残し、
後見人、もしくはお寺さんと懇意にし、後々のことを計画しておくことではないでしょうか。


結局、自分が死んだ後のことは、残された人にしかできないということです。
それは、人は一人では生きられないということを現しているような気がします。








 


Posted by 玉泉寺 at 09:16 | Comments(0) | お寺 | 暮らし
 

2024年10月16日

信州新町恐竜イベント 2024

ご無沙汰しておりました。
一気に夏から秋へ。
涼しく、山の葉も落ち、紅葉が進んでいる玉泉寺です。

さて、少し宣伝を。

昨年、好評だった信州新町の恐竜イベントが
今年も開催されます!

11月3日、4日の二日間で
恐竜着ぐるみレースと、ティラノさんが転んだ、を新町小中学校の校庭にて。
同時開催の新町フェアでは、新町の美味しいものが支所駐車場にて食べられますface02

夕方からはスカイランタンを学校校庭から上げます。
当日受付で参加もできるようなので、ぜひ来てみてください。

恐竜化石館では、ワークショップや、ナイトミュージアムが開かれます。
化石館、学校グラウンド、フェア会場を無料シャトルバスが運行されるので
一日新町に居て、楽しめる二日間となりそうです。


喫茶山川草木は、
私、店主がイベントのスタッフとして二日間出てしまうのでicon09
喫茶は閉めているのですが、お話し好きな副住職がお出迎えしてくれますface02
恐竜イベント期間中に喫茶に来て下さった方には、コーヒー1杯無料券を差し上げますicon12

中山間地域、どこも同じで人口減少は止まらず、色々な課題がありますが
少ない人数で知恵と力を出し合いながら、
地域も、周りも、大人も子どもも楽しめるイベントになると良いなと思っています。

どうぞ、信州新町へお越しくださいface01face01





 


Posted by 玉泉寺 at 14:58 | Comments(0) | 暮らし | 子育て