2018年02月28日

おひなさま

長女、1歳9ヶ月になりました。
二度目の桃の節句。
お雛様も飾りました。

大きなものは大変だから、こじんまりしたのでいいよ、と両親に伝えお内裏さまとお雛様の1段飾りになりました。
下の箱にしまうことができて、便利です。

お内裏さまお雛様の顔が上品で、着物もとても丁寧な作りで細かいです。特にお内裏さまの着物が黄色い花柄で、他にはない感じでとても綺麗。
気に入っています。

長野は旧暦でお祝いするから、と4月まで目一杯飾って楽しみたいと思います。
ありがとう!



 


Posted by 玉泉寺 at 12:30 | Comments(2) | 子育て
 

2018年02月27日

平成30年度 初午星まつり

今年も3月の第2日曜日、初午星まつりを開催いたします。
3月11日となります。

初午星まつりとは、一年に一度、
旧暦で初めての午の日に行う祈願祭です。

今年は2月19日が初午の日でしたが
玉泉寺は雪深いため、暖かくなり始めた3月、
また、皆さんが集まりやすい日曜日に、ということで
毎年3月の第2日曜日に行っております。

3月11日、10時より吹奏楽音楽隊による奉納演奏、
10時45分より東日本大震災慰霊法要、
11時より護摩祈祷会、
12時30分より昼食会を予定しております。
途中参加、途中退場OKです。


人はそれぞれ、生まれ持った星というのがあって
毎年星まわりが変わっていきますが
その星が今年一年、良い年となりますように、ということで
玉泉寺においては不動明王さまに
護摩の火をたいて祈念します。

事前に申し込みされた方には
護摩の火で浄められたお札やお守りをお渡ししています。

申し込みいただけるお札は
①玄関や台所、仏壇、神棚などにはる、家を護る家用のお札セット、
②同じく、厄除けのお札、
③手のひらサイズの身代わり不動のお札、
④手のひらサイズの交通安全のお札、
 手のひらサイズのお札は、お財布やお守り袋⑨に入れて携帯できます。
⑤鬼門など、悪い方角、悪い場所にはる、方位除けのお札、
⑥安産祈願の難産除けのお札、
⑦牛や馬など、家畜の健康安全を願うお札、
⑧自動車につける、自動車安全のお守り、
⑨手のひらサイズの札(③と④)を入れられる、お守り空袋
⑩家内安全や心願成就、病気平癒、合格祈願など、それぞれのお願い事を
 祈願する木札、(大中小と3種類)

があります。

毎年人気?のお札は
③身代わり不動札、④交通安全札、⑤方位除け札。
③の身代わり不動札は、その名の通り、小さい木札に描かれたお不動さんが
身代わりになって、お守りしてくれます。心強いです。
④の交通安全札は、金色の小さいお札。学校に通われているお子さんなどにいかがでしょう。
ランドセルなどにしのばせてみては。
⑤の方位除けは一つひとつ手作業。住職が気合いを入れて仕上げます!
毎年人気です。作るの大変だけど。

個人的におススメは、⑦の牛馬安全札。
これも一つひとつ、手作業で刷ります!
今やお札は印刷ものがほとんどですが
もちろん、昔は一つひとつ刷っていました。
その木版がお寺にもいくつか残っています。
観音さまや三峯講の狼まで、面白いです。
牛馬安全札もその一つで、木版で刷り上げます。
家畜を飼われているお宅は少なくなりましたが
味のあるお札です。

⑨お守り空袋は、手のひらサイズのお札を入れるものですが
お守り袋だけなら2、3年くらいは使えるので
中のお札だけ1年づつ変えて、袋は何年か使うこともできます。
玉泉寺エコ仕様です。

その他に午の日はお稲荷さんの日でもあるので
神様の切り替えも受け付けています。

また、病気や遠方などにいて来られない方には
身ぶりといって、その方の持ち物を持ってきていただければ
護摩の火にあてご祈願することができますので
ご希望の方はお持ちください。

昨年のお札などは、こちらでお焚き上げしますので
それもお持ちいただければと思います。

当日は、おとうじといって温かいおそばなどの振るまいもあります。
ぜひ名物投じそばを召し上がってください。
お祭りなので、お札の申し込みをされない方でも
護摩の火にあたりに、おそばを食べに、玉泉寺までドライブに、
どなたさまもお気軽にご参拝くださいface01face01

毎年、大勢の方にご参拝いただいております。
まだ雪が残る玉泉寺ですので、当日は十分お気を付けて
お越し下さい。

お札など申し込み希望の方は
soratera@apost.plala.or.jp
までご連絡ください。申込用紙をお送りいたします。

それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!




 


Posted by 玉泉寺 at 15:28 | Comments(0) | お寺
 

2018年02月09日

書道を通して

今年も初午星まつりの準備が進んでいます。
(ちなみに今年は3月11日です。詳細はまた後ほど。)

護摩の申込用紙一式をお送りしているのですが
その封筒の宛名書き。
筆ペンで書いています。

私は小学校の6年間、書道を習っていました。
だからといって、それほど上手ではないですが
それでも、まぁまぁ書けると思っていました。

お寺に嫁ぎ、筆で書く機会が多くなり
当初は「習字習っていたしー。」、と思って
数も多かったしサッサと書いていましたが
なんだかしっくりこない。
今年は、ひと筆ひと筆しっかり丁寧に書いてみようと心がけました。

当たり前のことなんですが、
「習字習ってたし」、という気持ちがどこかにあって
早く書くことや、多少崩して書くことがいいような気がしてたと思います。

数が多いと言っても受け取る人は一人だし
ひと筆ひと筆書くことで線に力がこもるというか
字がはっきりしてくる気がします。
「馬」という字は本当に馬の形をしているな、とか
字のつくりにも思いめぐったりして。

それに、やっぱり一本一本丁寧に書くと
字のバランスが取れるように思います。
跳ねるところは跳ね、はらうところははらう。
止めるところは止めて、伸ばすところは伸ばす。
そう気を付けながら書くことで
やはり物事はそれ通りにやらなければならないことも
あるんだな、と思いました。
基本のとめ、はね、をしっかりやらないとヘンテコになってしまう。
習字に限らず、すべてに言えますが基本が大事、ということと
決まりがあって、それ通りにきちんとやること、の大切さを感じました。

もちろん、基本を外した時に生まれる面白さや魅力もあるけれど
それは基本あっての話でしょうか。
自分ができる、と過信しないで
ひとつひとつ丁寧にやることが大切だと
当たり前すぎることを、でも出来ていなかったことを
感じたのでした。




 


Posted by 玉泉寺 at 01:33 | Comments(2) | お寺 | 暮らし
 

2018年02月06日

御朱印ブームに一言

昨今、御朱印がブームになっております。

御朱印とは、神社やお寺へ参詣した際にその証明として
授けられるものです。
寺院の名前、本尊名、日付などが書かれ、護符の印が朱墨で
おされているものが一般的です。

玉泉寺は札所ではないので、基本的に御朱印というものは
ないのですが、ご希望の方にはお授けしております。

御朱印の起源は、12世紀なのだそうで、
寺院に写経を納めたり、経典を唱えたり、「納経」に対する受取状として出されたものでした。
16世紀になると庶民の全国への旅が可能になり巡礼者などが急増したことから
簡略化され霊場に参詣することを納経と言ったり
金品を納めた証に宝印をおすものになったそうです。

この朱印を一冊にまとめたものを納経帳などと呼び
やがて現在の朱印帳となったのです。

霊場各寺院を札所と呼びますが、これは納経後に氏名や年月日などを
木札に記し、参詣寺院の柱などに打ち付ける風習があったことに起因するそうです。
また、それら札所には納経所が設けられ、そこで写経を納めた後
朱印を受けたりします。


そうした本来の目的を考えると、
各札所、寺院のご本尊様を巡りながら修行を行い
写経を納めたり、経を唱えることになります。
修行、というと滝に打たれて…といったようなものを想像しがちですが
お寺にて参り、ご本尊様に手を合わせてお経をお唱えする、というのも
立派な修行なのです。

せめて、御朱印を受ける人にはそういった心持であってほしいと思います。

昨年、玉泉寺に御朱印を郵送で送ってください、とのお手紙が届きました。
御朱印用の白い四角い半紙が一枚入っておりました。

細かいことを言うようですが
御朱印は全国一律300円ですが、それすら同封されておりませんでした。

先に挙げたように、御朱印の本来の目的は修行やそういった巡礼の気持ちの証であるはずです。
参詣もせず、手もあわせず、ご本尊が何であるかもわからず
修行ができるでしょうか。

御朱印を旅の思い出に、記録用に、という気持ちが
分からないでもありません。
取っ掛かりがそういった気持ちでも構わないとも思います。
それでも、本来の意味から離れすぎると
もはやただのスタンプラリーになっているように思えます。

その墨書には、御参詣くださってありがとうございます。ご苦労様です、
どうかあなたの願いが届きますように、との気持ちを込めて住職が記すのではないでしょうか。

なんだかモヤモヤ、近年の御朱印ブーム。



 


Posted by 玉泉寺 at 00:30 | Comments(2) | お寺