2019年12月22日

長谷寺・高野山 檀信徒旅行へ

随分、前のことになってしまいますが
先月末11月30日、12月1日と一泊二日の強行軍で
檀信徒旅行へ行って参りました。

2年ぶりの檀信徒旅行。
私にとっては、5年ぶりの旅行でした。

今回は「若い人や子どもたちもたくさん参加してほしい」、という
総代長の呼びかけもあり、30代~50代の若手の方や
3歳から12歳までの子どもたち、女性の参加も沢山あって、
総勢35人の旅行となりました。
なんと、最高齢は89歳!!icon16icon16

早朝4時、信州新町支所を出発。
お昼ごろに高野山へ到着です。
先に昼食を頂いてから、高野山は奥の院を目指して
ガイドさんの案内の元、進みます。

やはり、高野山は独特の雰囲気があり霊妙な空気が漂います。
やってきました奥の院、橋の向こうは撮影禁止区域。
今なお、弘法大師空海は生きて、この世の私たちを見守っておられるとされています。
住職が般若心経を唱え、皆で手を合わせてまいりました。

高野山は初めて来た、という方も、何度も来ている、という方も
改めて高野山の魅力に感動されているようでした。




その後、バスは奈良県桜井市にある
真言宗豊山派総本山、長谷寺へと向かいます。
桜井市内の宿で温泉につかり、早朝からの旅の疲れをゆっくりと癒しました。
夜は宴会。カラオケも大盛り上がりのひとときとなりました。

次の朝は、長谷寺の朝勤行に参加。
早朝6時半から、まだほの暗い中を長谷寺の399段の階段を上るのも
美しく、貴重な時間です。




特別に内陣へ入らせていただき、ご本尊、国宝十一面観音さまのお姿を
間近に見上げながら手を合わせることができました。
観音様の御足に触れることができ、
古来から人々が願い、祈りをささげてきた場所に
自分もいるんだなぁと感じました。

お宿に戻り、朝食をとってから
滋賀県は琵琶湖のほとりの義仲寺へと向かいます。
私は、滋賀県は初めてでしたし、琵琶湖も初めて見ました。
義仲寺は、街の中にひっそりとたたずむ、市が管理する小さなお寺ですが
木曽義仲公のお墓があるお寺です。
義仲公のお墓の隣には、松尾芭蕉のお墓もあるのです。
松尾芭蕉は、義仲を慕い、自分が死んだら、義仲公の隣に墓を建ててほしいと頼んだのだとか。
お寺の境内に建てられた小さな庵の天井絵は、伊藤若冲によるもので
色あせてはいましたが、見ごたえがありました。

滋賀県、さらに車を走らせ、
天台宗三井寺へ。ここで昼食。
壬申の乱に敗れた大友皇子の子どもが霊を弔うために建てたお寺で、
天台寺門宗総本山の三井寺は、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた井戸
があり、御井(三井)の寺と呼ばれるようになったのだそうです。
壬申の乱とは、672年のこと!
そんな昔のお寺なのだと思うと、その場にいるのが不思議な感覚です。

古いお寺だからこそ、展示されている仏像も、歴史あるものばかりで
なかなかお目にかかれないものばかり。
やはり、関西のお寺は歴史が古いなぁと感じました。
もっとゆっくりじっくりと拝見したかったのですが・・・

三井寺を後にし、午後には帰路につきました。
夜の8時、ほぼ時間通りに新町へ到着。
長いバスの旅でしたが、皆たのしく、
途中途中、サービスエリアなどでお土産を買うのも楽しみの一つ、
無事に行ってくることができました。

個人で行くのもいいですが
バスに揺られて、皆でワイワイ行くのもやっぱり楽しいなぁと思いました。


ご参加くださいました皆さん、
お疲れさまでした。
また、計画して行きたいですね。
ありがとうございました!















 


Posted by 玉泉寺 at 23:18 | Comments(0) | お寺