2015年09月26日

母の恩

昨日は父のことだったので、今日は母について・・・。
考えてみました。

私の母は、料理が上手。
美味しいものが好きですし、自分の好みがはっきりしています。

人が美味しいね、といっても
「私はこれは苦手」とか
「あっちのお店の味のほうが好き」など
自分の味覚があるんだな、といつも思います。
そういうところは、料理人ぽいなと思います。

そして、ずくがある。
美味しいものを得るためには、労力を惜しまない。
おいしいと言われる直売所まで朝一で並んだり、
「今日やらないと、味がおっちゃう!」と言いながら
大量の栗を、ひたすらむいたり。
私には、まだここまで出来ません・・・face08face08

お寺にきてから、母のつくる料理に近づいてきたなと感じます。
結婚して出産し、家族ができたからというのもありますが
あれはどう作るの、と母によく聞くようになりました。


そして、漬物やお茶請け。
お寺にいると、これは欠かせないのですが
簡単な漬物やお茶請けを母から教わり、よく作ります。

そして、皆さんに喜ばれ、美味しいね、と褒めていただき
どうやって作るの?とレシピを聞かれることもあります。
母もまた、祖母から受け継いだレシピだったりして、
そんなお話をすると、皆さん更に美味しそうに食べてくださいます。

どこの家庭でも、お母さんの手料理というのは
忘れられない基本の味といいますが
多少まずくたって、不格好だって、
子供にとってそういう記憶は大切だと思います。

出来合いのものばかりでなく、少しでも手作りが加わると
無機質ではなくなります。
「小さい頃、あれをたくさん食わされていやだったなぁ」という記憶だって、大きくなってみれば笑い話と家族の思い出となっていることも
あるかもしれません。
そういうことが大切なんだと思います。

今では、料理に関しての一番の師匠は
ハルコさんと母となりました。
これからも、よろしくお願いします!













 


Posted by 玉泉寺 at 08:00 | Comments(0) | 暮らし