2017年02月28日

やしょうま名人

「やしょうま」、という食べ物をみなさんは知っていますか?

主に長野県北部で旧暦2月15日、
新暦では3月15日ごろに食べられる
米粉や上新粉でつくるお菓子?…お団子のこと。
旧暦2月15日はお釈迦さまが亡くなった日とされていて
昔はその頃に各家庭で食べたり
お寺で作って参拝に来られた方に配ったのだとか。

地域によっては、子どもたちが各家庭を訪ねて
やしょうまをもらい歩いたのだそう。

先日、そんな話を聞いて、ハロウィンみたいだなーと思いました。

副住職は小さいころ長野市の若穂地域に住んでいた時があり、
そこでは、その日になると学校が早上がりになって
子どもたちはそれぞれにやしょうまをもらいに行ったんだ、と話してくれました。
そういえば、どこどこの家のは美味しいとか、ここのはちょっと、とか言いながら
食べたなぁ、なんて話も。

へぇ~、そんな風習があったんだ、と私は初めて知ったので驚きました。

私も小さいころは母がよくやしょうまを作ってくれました。
こどものおやつにぴったり。
細長く棒状にして、2本の割りばしでくぼみを作って
形づくりをした、独特の形のやしょうま。

お釈迦さまの弟子にやそ、と言う人がいて
亡くなる前に食べてもらったところ
お釈迦さまが「やそ、うまかったぞ」と言ったのでやしょうま、となったとか
やせうま、が由来とか色々説があるようですが
長野県北部の食べ物なのでしょうか?
他のところではないのかな?

やしょうまを配ったりもらったりすることはもちろん、
作ることも、食べることもあまりしなくなった今では新鮮でした。

なぜ、そんなやしょうまの話題になったかというと
かわいい絵柄のやしょうまを頂いたから。



くるみや海苔が入ったやしょうまの他に
こーんなかわいいやしょうまを作る名人がお隣の村、
小川村にいらっしゃるicon12
早速、4月のソラテラにお願いして教えていただこうかと
考えているところで・・・
また詳細が決まりましたら、お知らせしますので
ご興味ある方はぜひお出かけくださいicon01icon01 


Posted by 玉泉寺 at 11:10 | Comments(0) | 暮らし